戸畑共同発電所の特徴
設備概要
ユニット構成
項目 | 2 号 機 | 3 号 機 | 4 号 機 | 5 号 機 | 6 号 機 |
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発電方式 | 汽力発電 | ||||
燃料 | 石炭、高炉ガス、転炉ガス、コークス炉ガス | LNG、高炉ガス、転炉ガス、コークス炉ガス | 石炭、LNG | 石炭、コークス炉ガス | |
営業開始 | 1971年6月 | 1972年7月 | 1978年3月 | 2010年4月 | 1999年4月 ※2014年7月移籍 |
出力 | 156,000kW | 250,000kW | 375,000kW | 110,000kW | 149,000kW |
合計出力 | 1,040,000kW |
特徴
供給先
- 発電事業者として、発生電力は九州電力(株)と日本製鉄(株)九州製鉄所八幡地区へ供給しています。
2号機の特徴
燃料(石炭・副生ガス)をボイラで燃焼させ、発生した蒸気でタービン・発電機を駆動して発電するコンベンショナル発電方式です。石炭専焼運転を基本とし、日本製鉄九州製鉄所内で発生した副生ガスのみを燃焼するガス専焼運転まで幅広い運用が可能となっています。ユニット起動・停止時はCOGを補助燃料として使用しています。また、ボイラで発生した蒸気の一部を抽出し、日本製鉄九州製鉄所の各工場内で使用するプロセス蒸気として供給しています。
3・4号機の特徴
燃料(LNG・副生ガス)をボイラで燃焼させ、発生した蒸気でタービン・発電機を駆動して発電するコンベンショナル発電方式です。日本製鉄九州製鉄所内で発生した副生ガスのみを燃焼するガス専焼運転からLNGのみ燃焼するLNG専焼運転まで幅広い運用が可能です。ユニット起動・停止時や副生ガスの供給量が少ない場合は、LNGで補うことでガスデマンドに関係なく安定供給することができます。
5号機の特徴
燃料(石炭・LNG)をボイラで燃焼させ、発生した蒸気でタービン・発電機を駆動して発電する方式です。タービンは駆動用の蒸気が軸に沿って直線的に流れる軸流タービンが採用されており、低圧タービンで仕事を終えた排気蒸気はタービン建屋外に設置された復水器で淡水を使用して冷却されます。石炭専焼運転を基本とし、ユニット起動・停止時はLNGを補助燃料として使用しています。また、ボイラで発生した蒸気の一部を抽出し、日本製鉄九州製鉄所の各工場内で使用するプロセス蒸気として供給しています。
6号機の特徴
燃料(石炭・副生ガス)をボイラで燃焼させ、発生した蒸気でタービン・発電機を駆動して発電する方式です。石炭専焼運転を基本とし、自然循環ボイラのWSS(週末起動停止)仕様で設計されており、省力化が図られています。ユニット起動・停止時はCOGを補助燃料として使用しています。また、3・4号機で消化できないCOGの余剰分を消化する副生ガス混燃運転にも対応可能となっています。